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地方企業がSESを活用するメリット:都市圏以外で優秀な人材を確保

高田晃太郎
地方企業がSESを活用するメリット:都市圏以外で優秀な人材を確保

経済産業省のIT人材需給調査では、2030年に日本のIT人材不足が最大約79万人に達する見通しが示されています¹。大都市圏に人材が偏在する構造は長期化し、地方での高度人材確保は正面突破の採用だけでは成立しづらい局面に入っています。開発リーダーの体感でも、フルスタック中堅クラスの正社員採用は決定まで数カ月を要し、その間にロードマップが遅延するケースは珍しくありません。こうした背景で、都市圏に集中するスキルを地域の企業が取り込む選択肢として、SES(System Engineering Service、準委任による技術提供)を“コストの逃げ道”ではなく“事業計画を進めるための資源プーリング(必要期間だけ外部の専門性を束ねて使う)”として設計し直す意義が高まっています。実務では、採用リードタイムが3〜6カ月から2〜6週間へ短縮され、初回リリースを1〜3四半期前倒しできたとする報告もあります(案件規模・体制に依存)。

SESを正しく理解する:地方企業の資源プール戦略

SESは自社の指揮命令下で個人に指示する派遣とは異なり、準委任契約に基づく技術提供です。対価は成果物ではなく役務であり、検収は固定した納品物ではなく合意済みのスプリント成果や活動報告に紐づきます²。請負(完成責任を負う契約)と混同すると偽装請負のリスクが立ち上がるため、指揮命令系統はベンダー側のリードを尊重し、合意したスコープに対して自社はプロダクトの方向性と優先度を決める役割に集中します³。地方企業にとっての本質は、首都圏に偏在するスキルセットを必要な期間だけ取り込み、内製チームの能力を底上げすること。採用の代替ではなく補完として設計すれば、短期のバックログ消化と中長期の人材戦略の両立が可能になります。

派遣・請負・SESの境界を実務で守る

現場で混乱が起きやすいのは、日々のタスク指示が直接個人に流れ込み、準委任の枠組みから逸脱する瞬間です。有効な運用として、プロダクトオーナーが優先度を提示し、ベンダー側のテックリードがタスク分解とアサインを担う体制が挙げられます。成果はスプリントレビューで可視化し、品質はDORAの四指標(デプロイ頻度、変更のリードタイム、変更失敗率、サービス復旧時間:デリバリー健全性を測る代表指標)で定点観測します。法務の目線では、委任範囲、管理責任、代替要員の差し替え可否、時間精算の幅、秘密保持と知的財産の帰属を契約に明記することが、リスクを下げる堅実な一手になります³。

地方企業がSESを活用する具体的メリット

まず効くのはスピードです。自社採用が決定から稼働まで数カ月を要するのに対し、準委任の技術支援は合意後2〜6週間でキックオフできるのが一般的です。一例として、リファクタリングのボトルネックに対してアーキテクト1名と実装2名の構成で着任し、2スプリント目にはチームの開発速度(ベロシティ)が基準値に回復したケースがあります。技術的負債の解消を先行させ、コアメンバーの認知資源を新規機能に振り向ける設計が奏功しました。

コスト予見性とTCOの現実解

単価だけを比べる議論は本質を外しがちです。正社員の年収コストに採用費、稼働までの機会損失、育成期間のマイナスベロシティを織り込むと、プロダクトのライフサイクルで見た総保有コスト(TCO)は単純化できません。準委任の月額はスキルにより幅がありますが、たとえば中堅人材で月80〜120万円程度の相場感が示されています⁴。ここに、契約期間での稼働率調整が可能な柔軟性、アウトプットをKPIで可視化できる管理性が加わると、ロードマップのクリティカルパスに人月を機動的に投下できる利点が浮き上がります。費用対効果の評価は、前倒しリリースによる売上・利用拡大、障害削減による運用コスト低減、技術的負債の返済による将来の開発速度向上といった便益を束ねて測るのが実務的です。

次に強調したいのは知見移転です。地方の現場ではクラウドネイティブやSRE(Site Reliability Engineering、信頼性を高める運用設計)のベストプラクティスに触れる機会が相対的に少ないことがあります。外部リソースを単なる“手数”ではなく“加速器”として使い、ペアプロ、モブレビュー、設計レビューの定例化、ADR(アーキテクチャの意思決定記録)の運用を3カ月単位で型化すると、離任後も残る資産が増えます。“12週間エネーブルメント”のようなカリキュラムを設計する手もあります。最初の4週間で品質とデリバリーの地ならし、次の4週間でアーキテクチャと自動化の底上げ、最後の4週間で内製メンバーに主導権を返す、という遷移を計画し、完了基準をドキュメントカバレッジ、パイプライン成功率、アラート件数などに結びます。結果として、属人化のリスクを抑えながら速度を残せます。

リモート常駐の柔軟性も、都市圏以外の企業にとっては実利があります⁵。クラウドIDEやリモートデスクトップを前提に、アクセスはゼロトラスト(ネットワーク内部も信頼しない前提)とSSO(シングルサインオン)、端末はMDM(モバイルデバイス管理)で統制、ソースの外部持ち出し禁止、監査ログの保存といった安全策を標準化すると、地理的制約をほぼ感じずにシニア人材の力を借りられます。採用ブランディングの観点でも、先端スタックの導入や開発プロセスの改善が可視化されると、のちの正社員採用が楽になるという副次効果が出ます。

リスクとガバナンス:品質、法令、セキュリティを両立させる

品質のばらつきは、アウトプット基準の曖昧さから生まれます。開始時にDefinition of Ready/Doneを共同で定義し、レビュー観点、テストの粒度、計測指標を明文化します。たとえば、サイクルタイムの中央値、変更失敗率、顧客影響障害の件数、回帰テストの自動化率を毎スプリントで共有すれば、早い段階でズレを検知できます。コード所有権は内製チームが持ち、アーキテクチャの意思決定も社内に残す設計にすると、長期の自律性を損ねません。

契約設計の勘所:SOW、時間精算、知財と責務

準委任契約では、SOW(作業範囲)に役割、責務、成果の可視化手段、稼働時間帯、コミュニケーション窓口を具体的に書き込みます。時間精算は“基本時間+上下限の幅”を合意し、超過・不足時の事前合意フローを取り決めます。検収は固定納品ではなくスプリントレビューの成果確認に紐づけ、重大欠陥の取り扱いを別条項で定義します。知財は原則として成果物の著作権を発注側に帰属させつつ、ベンダーの汎用ライブラリやテンプレートの権利は非独占ライセンスで利用許諾に留めるなど、双方の持続可能性を確保する条項設計が現実的です。偽装請負を避けるために、日々の個人への直接指示ではなく、チームへの成果要求と優先度提示に徹する運用が有効です。最終的な文言は顧問弁護士とレビューするのが安全です³。

セキュリティと環境:リモートSESの安全運用

都市圏外の企業が首都圏の人材と安全に協働するには、技術基盤の標準化が不可欠です。IDはSSOで一元化し、多要素認証を義務化します。端末は会社貸与を原則とし、やむを得ず持込端末を許容する場合もMDMでディスク暗号化、パッチ適用、デバイス証明書による接続制御を必須にします。コードはクラウドIDEや踏み台経由でのみアクセスし、ローカル保存を禁止します。APIキーや秘密情報はシークレットマネージャで管理し、Git履歴への混入を防ぐスキャンをパイプラインに組み込みます。監査証跡はクラウドの監査ログとVPN/IdPのログを相関可能な形で90日以上保管し、インシデント対応の演習を四半期に一度実施すると、実効性が上がります。

導入の実務:小さく始めて、成果で広げる

成功確率を高める導入アプローチは明快です。最初に、ロードマップのクリティカルパスと技術的負債を棚卸しし、準委任の技術支援でなければ解けないボトルネックを一つ選びます。次に、必要なスキルマトリクスを定義し、候補者の技術審査はコーディング課題と設計レビューで社内基準と同じ強度で実施します。そのうえで、2スプリントのトライアルを設定し、DORA指標、サイクルタイム、欠陥密度といった合意済み指標で効果を評価します。うまく機能したら、知見移転の計画を強化し、コアドメインは内製が主導、ジェネリックな領域は外部と協働という役割分担に広げます。逆に期待値に届かない場合は、スキルミスマッチなのか、要件の不確実性なのか、環境の制約なのかを原因別に切り分け、トライアルで打ち切る決断も早くできます。

具体例を一つ挙げます。北陸の製造業SaaSのように、レガシー基盤上に新機能を重ねた結果、デプロイ頻度が月1回まで落ち込む局面は珍しくありません。アーキテクト1、バックエンド2、フロント1の計4名の外部チームが着任し、観測可能性の確保とテスト自動化、疎結合化を最優先で進める構成は有効です。目安として、6週間で週次リリースへ回復、12週間で1日1回の小規模リリースを目指す設計が現実的です。商談の成約までのリードタイム短縮や売上計画の前倒しに寄与する可能性もあります。投資はピークで月500万円程度に達することがありますが、早期リリースの売上寄与と障害減による運用コスト低減を加味すれば、半年程度での回収を見込む試算も成り立ちます(前提条件に依存)。

評価は常に数値で行います。採用リードタイムの短縮、ベロシティの安定、リリース頻度の向上、重大障害の減少、顧客満足度の改善といった事業に直結する指標に結び、四半期ごとに“外部リソースがなければ到達できなかった”差分を可視化します。これにより、役員会での説明責任を果たしつつ、必要なときに必要なだけ外部資源を使う意思決定が通りやすくなります。

まとめ:採用かSESか、ではなく両輪で前に進む

地方企業にとって、限られた採用市場で機会を待つ時間は事業のリスクになり得ます。だからこそ、内製の背骨を育てながら、足りないスキルや手数を準委任の技術支援で補う“両輪”の戦い方が合理的です。**短期は調達スピードと品質の底上げ、中期は知見移転で自走力を高め、長期は採用と育成で中核を太らせる。**この設計を支えるのは、契約と運用のガバナンス、セキュリティ基盤、そして成果を数値で語る姿勢です。次の四半期で最もボトルネックになっている領域はどこでしょうか。そこに小さなトライアルチームを着地させ、2スプリントで効果を測るところから始めてみてください。成果が出たなら範囲を広げ、出なければスパッと打ち切る。その軽やかさこそが、都市圏に頼らずに前に進むための実力になります。

参考文献

  1. NTTコミュニケーションズ Bizon. 経済産業省/みずほ情報総研「IT人材需給に関する調査」紹介(2030年に最大79万人不足の試算). https://www.ntt.com/bizon/d/00491.html#:~:text=%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%9C%81%E3%81%8C%E3%81%BF%E3%81%9A%E3%81%BB%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%B7%8F%E7%A0%94%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AB%E5%A7%94%E8%A8%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%8CIT%E4%BA%BA%E6%9D%90%E9%9C%80%E7%B5%A6%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB%20%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E3%80%8D%EF%BC%88%E2%80%BB%EF%BC%89%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%80%81IT%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%81%AF2030%E5%B9%B4%E3%81%AB%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%A779%E4%B8%87%E4%BA%BA%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%A8%E8%A9%A6%E7%AE%97%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
  2. ISFnet Services. 準委任契約(SES)とは? 成果物ではなく業務の遂行に対して報酬を支払う等の解説. https://www.isfnet-services.com/blog/hr/quasi-commission-contract-ses#:~:text=%E6%88%90%E6%9E%9C%E7%89%A9%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8F%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E9%81%82%E8%A1%8C%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%A6%E5%A0%B1%E9%85%AC%E3%82%92%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%86
  3. 厚生労働省. 労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準等(偽装請負の防止). https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386_00020.html#:~:text=%E5%88%A4%E6%96%AD%E5%9F%BA%E6%BA%96%E3%80%81%EF%BC%B1%EF%BC%86%EF%BC%A1%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%82%92%E3%81%8A%E7%A4%BA%E3%81%97%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%80%81%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E6%B4%BE%E9%81%A3%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%A8%E8%AB%8B%E8%B2%A0%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E8%A1%8C%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%8C%BA%E5%88%86%E3%82%92%E6%98%8E%E7%A2%BA%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%AB%E5%8F%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AF%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%86%E3%82%8B%E3%80%8C%E5%81%BD%E8%A3%85%E8%AB%8B%E8%B2%A0%EF%BC%88%E2%80%BB%20%EF%BC%89%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%80%81%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E6%B4%BE%E9%81%A3%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%AE%E9%81%A9%E6%AD%A3%E3%81%AA%E9%81%8B%E5%96%B6%E3%81%AE%E7%A2%BA%E4%BF%9D%E5%8F%8A%E3%81%B3%E6%B4%BE%E9%81%A3%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E7%AD%89%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%EF%BC%88%E4%BB%A5%E4%B8%8B%E3%80%8C%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E6%B4%BE%E9%81%A3%E6%B3%95%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%89%E9%81%95%E5%8F%8D%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
  4. HiPro Tech. SESの単価相場(平均80万~120万円程度)に関する解説. https://corp.tech.hipro-job.jp/column/76#:~:text=SES%E3%81%AE%E5%8D%98%E4%BE%A1%E7%9B%B8%E5%A0%B4%E3%81%AF%E3%80%81%E5%B9%B3%E5%9D%8780%E4%B8%87%EF%BD%9E120%E4%B8%87%E5%86%86%E7%A8%8B%E5%BA%A6%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
  5. 内閣府. 感染症下でのテレワーク普及により「職場と仕事の分離」が可能になり多様な働き方が広がっている旨の記載. https://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr20-21/chr20-21_01-03.html#:~:text=%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E4%B8%8B%E3%81%A7%E3%80%81%E5%A4%9A%E3%81%8F%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%92%E7%B5%8C%E9%A8%93%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%80%81%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%8C%E6%B7%B1%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%80%81%E5%83%8D%E3%81%8F%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%82%92%E5%95%8F%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A4%9A%E6%A7%98%E3%81%AA%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E3%81%8C%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%B0%E3%80%8C%E8%81%B7%E5%A0%B4%20%E3%81%A8%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%88%86%E9%9B%A2%E3%80%8D%E3%81%8C%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E3%80%81%E5%9C%B0%E6%96%B9%E3%81%AB%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E9%83%BD%E5%B8%82%E9%83%A8%E3%81%A8%E5%90%8C%E3%81%98%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%80%81%E9%83%BD%E5%B8%82%E9%83%A8%E3%81%A7%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E5%85%BC%E6%A5%AD%E3%83%BB%E5%89%AF%E6%A5%AD%E7%AD%89%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E5%9C%B0%E6%96%B9%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%81%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%84%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%20%E3%83%A8%E3%83%B3%E7%AD%89%E3%81%A7%E5%9C%B0%E6%96%B9%E3%81%AB%E4%B8%80%E5%AE%9A%E3%81%AE%E6%9C%9F%E9%96%93%E6%BB%9E%E5%9C%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%80%81%E5%9C%B0%E6%96%B9%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%80%81%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E6%96%B9%E3%81%AB%E5%A4%9A%E6%A7%98%E3%81%AA%E5%BD%A2%E3%81%8C%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82